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前職は税理士法人でクライアントの経理業務のサポートに携わっていました。簿記の知識や会計ソフトの知見などを生かしてクライアント企業に5年間常駐しました。転職を意識したのは、仕事内容の範囲が限られていることが多く、「広く浅く」のスキルの積み上げ方に将来への不安を覚えたのがきっかけでした。
いつしか専門性を身に着け将来性の高いキャリアを構築していきたいと考えるようになり、一念発起。USCPA(米国公認会計士)の資格取得を目指して専門学校に通い始めたのですが、結果としてそこからPwCとの縁が始まりました。専門学校主催のPwCオフィスツアーに参加し、オフィスで社員やパートナーと面会して視界が一気に開けたのです。話の端々に出てくる「どのように社会貢献していくか」「絶えず変化する社会の要望にどう応えていくか」といった言葉がとても新鮮で心に響きました。単なる監査ではなく「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ための監査を行うことを存在意義とするPwCのプロ意識の高さに魅了され、「絶対ここで働きたい」と感じ、転職を決意しました。
PwCあらたには会計資格を保有していないスタッフが活躍できるポジションがいくつか用意されているのですが、その中の一つが入社から現在まで私が在籍しているテクニカル・コンピテンシー・センター(TCC)です。TCCは、監査業務を一貫してサポートしていく組織で、営業事務や金融事務の経験者など実務に長けた経歴を持つ人はもちろん、接客業や販売業など幅広いバックボーンを持った人々が「スペシャリスト」として活躍しています。
具体的な仕事内容としては、監査ツールのセットアップや、クライアントの会計システムからのデータの加工業務や統合業務、注文書や請求書など証憑との突合などが多く、作業を正確に遂行することはもちろん、不明点を自ら主体的に調べ担当者に確認をする地道な作業を繰り返し行っています。私は、メインのクライアントを会計年度の期首から期末まで1年間担当したことで、監査業務全体を経験しました。膨大なデータを扱うこと、また、監査業務の一翼を担う業務だけに誤りがあってはならないことなどはプレッシャーになりましたが、「作業者の不安をどう取り除いていくか」を考え抜くTCCのサポート体制に救われました。常に、心にゆとりを持ちながら業務に臨むことができました。
入社後初めてのクライアント案件は、仕事の流れやシステムと監査業務の接点など細部にわたり知ることができて本当に良い経験になりました。これからも、着実に仕事に取り組み社内外から信頼を得られるよう頑張りたいと思います。
また、先の目標とししては、USCPAを取得し監査のプロフェッショナルへ転向してPwCあらたで長く活躍していきたいと考えています。幸い、TCCには資格取得のための支援制度や研修が充実しています。自分のステージにあったものを見つけて大いに活用していこうと思っています。
PwCあらたで仕事をしていると、常に前向きな気持ちになれるのですが、その理由は、周囲の全ての方々がアシスタントの私たちに感謝の気持ちを伝えてくださるからです。「必要とされている」と思えることは幸せですし、モチベーションにつながります。ひいては、自分も他のスタッフに対して同様の思いを伝えていこうという気を持たせてくれます。PwCには社会への使命感だけではなく「良識と寛容」も企業風土として浸透しており、それが魅力だと私は思います。
2019年|中途入社
東日本事業部
会計監査
アソシエイト
S.Ozu
※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。