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これまで以上にさまざまな業界に触れて刺激を受けたいと考え、PwCアドバイザリーに入社したYoshida。現在は、主に企業のカーブアウト・PMI(Post Merger Integration)支援業務に取り組んでいます。「アドバイザリーはロジックでだけでは通用しない」。そう語るYoshidaが、キャリアや将来像を紹介します。
私はこれまで保険会社の営業・商品開発や、生損保向けシステム導入・戦略策定に関連するコンサルを経験し、2度目の転職でPwCアドバイザリーに入社しました。志望した理由は、英語に触れられる環境であることと、幅広い業界の案件が経験できること。前職のコンサルティング会社では、クライアントが保険会社に絞られており、担当範囲もシステム周辺が主でした。そこで、国内外のさまざまな業界のクライアントワークを経験でき、さらにM&Aという会社の根幹に関わる業務に就けるPwCアドバイザリーに魅力を感じたのです。
直近はカーブアウトDD(デューデリジェンス)と呼ばれる業務を担当しています。カーブアウトとは、親会社が、子会社や自社の事業の一部を戦略的に切り出して分離させる手法のこと。分離を行った企業が依頼主となるセルサイド・カーブアウトのDDと、分離された企業や事業を買収するバイサイド・カーブアウトのDDの2種があります。業務期間の長さや計画策定の手法などはそれぞれ異なりますが、意識すべき本質や業務の中でのポイントは共通する部分が多いです。例えば、「大きな企業体から独立してどのようにビジネスを行うか」「グループから享受していたシステムや仕組みからどう独立していくか」「人材をどう活かしていくか」など。M&Aという、企業にとっての重要なターニングポイントに携わることへの大きな責任感を抱きながら、業務に取り組んでいます。
これまでのキャリアの中で特に印象に残っているのが、国内の外食産業による、欧州企業の買収支援の案件です。クライアント側で現地のファンドともパートナー契約を結んでいたため、クライアントだけでなくステークホルダーそれぞれの視点を踏まえて調整していく必要がありました。明確な正解はない中で、お互いのバランスをとりながら最適解を導くことへの難しさを痛感しました。
M&Aはどのようなプロジェクトでもなかなか理屈通りにはいかず、ステークホルダーの人間的・心理的な部分が垣間見えるところが奥深いです。どれだけロジックが正しくても相手に納得していただけるとは限らず、時には感情的になる方もいます。そのようなときこそ、話を切り出すタイミングや話し方など、エモーショナルなコミュニケーションの工夫が重要になります。プロジェクトを重ねるたびに新たな学びを得ていると、実感しています。
入社して以降、多種多様な業界の案件を経験してきました。業界ごとに必要な知識は異なるため、都度インプットが必要。その経験を積み重ねていくうちに、社会や経済について俯瞰的な視点で見られるようになっていくことを面白く感じています。高度な知識を短いスパンで吸収することの難しさはありますが、楽しさの裏返しだと捉えています。また、希望していた海外クライアントの案件にも適度な頻度で取り組めています。英語に触れられることはもちろん、バックグラウンドも国籍も考え方も異なる仲間やクライアントとともに案件を進めていくことで、自分にはない視点や知識を得ることができています。
理想の将来像は、課題解決のために一歩二歩先んじてアクションを取れるアドバイザー。クライアントの中で課題は顕在化しているけれど、そのための行動が具体的になっていないという状況で、最適な提案をして導いていける存在が理想ですね。目標に近づくため、この先も知識とスキルを磨いていきます。
※部署名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。