【PwCのプロボノ活動】NPO法人みんなのコードの活動支援

2020-05-12

PwCコンサルティング合同会社は2019年9月から2020年2月の期間、NPO法人(特定非営利活動法人)みんなのコードへのプロボノ活動を実施しました。

みんなのコードの皆様とPwCコンサルティング プロボノ参加メンバー

私たちはプロボノ活動を通じてPwCのPurpose(存在意義)である「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」を体現するため、社会のさまざまな課題解決に取り組む自治体・非営利団体に対して無償でコンサルティングを提供しています。

2020年度から小学校のプログラミング教育必修化が始まり、あらゆる領域で活用できる教養としてのプログラミング教育が必要とされています。

みんなのコードは「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」ことをミッションとしたNPO法人です。テクノロジーの重要性が今後ますます高まることが予測される社会において、優れたプログラミング教育の裾野を広げていくことを目指しています。みんなのコードは、その裾野拡大には公教育の役割が重要ととらえ、公教育でのプログラミング教育を充実させるためにさまざまな取り組みを行ってきました。

PwCはグローバルネットワーク全体でデジタルアップスキリングに注力する方針「New world. New skills.」を発表しており、みんなのコードのミッションにも賛同しています。

今回のプロボノ活動においては、みんなのコードが共催する国際会議「Computer Science World in Asia(CSW)」の運営支援とイベント開催レポートの執筆協力を行いました。

2019年10月に開催されたCSWでは、アジア規模でコンピューターサイエンス教育のビジョンを考える国際会議として、「プログラミング教育必修化が目指すべき方向性と、2020年度以降のステップはなにか」をテーマに、アジア各国における取り組みの発表および討論を行いました。

Computer Science World in Asia開催の様子(2019年10月)

運営支援

PwCコンサルティングは、みんなのコードがCSWにおいて収集する情報の明確化、情報収集に効果的なディスカッションテーマの提案および参加者アンケートの設計を行いました。

CSW開催当日はディスカッションテーマに基づいてアジア各国の教育者が議論を重ね、2020年以降のコンピューターサイエンス教育のあるべき姿について検討しました。

イベント開催レポートの執筆協力

イベント開催レポートは、パンフレット形式の速報版と、詳しい情報を載せた詳細版の2つを作成しました。

詳細版開催レポート

速報版開催レポート

レポートは、CSWが開催される社会的背景やコンピューターサイエンス教育に対する各国の動向調査が加わったことにより、CSWの開催意義がより深く伝わる内容となっています。

また、ディスカッション内容やアンケート結果を分析し、今回のCSWにおいて検討された「理想のコンピューターサイエンス教育とは何か」「理想実現の障壁となっていること」「障壁を除くためにできること」についても同レポート内に提言をまとめました。

私たちは今後もPwCのPurposeを体現する活動としてプロボノに取り組み、よりよい社会の実現に貢献していきます。

みんなのコード代表 利根川 裕太氏のコメント

みんなのコード代表 利根川 裕太氏

PwCのプロボノ活動によって、私たちが分析できていない情報や言語化できていないことを整理していただくことができました。本当にありがたかったと思っています。今回の協業は、日本の子どもたちに必ず役立つことだと感じています。

みんなのコードは変化の速い社会の変化に適切に対応し続けるNPO法⼈でありたいと思っています。今後もPwCの皆さんのお力添えをいただけると幸いです。

PwCコンサルティング合同会社のコメント

プロボノ活動に参加させていただき、われわれにとっては当たり前となっていた論点整理や資料作成などのコアなコンサルタントスキルが社外でも価値を発揮できるということを改めて認識できました。

また、普段のクライアント業務ではどうしても経済的価値にフォーカスしてしまいがちですが、みんなのコードさんとの対話を通して、どうすれば社会的価値を提供できるかを考える機会を得られ、コンサルタントとしての視野を広げる大きなきっかけとなりました。

今回の活動で得た知見やプロジェクトマネジメント経験を今後のコンサルタント業務にも生かしていきたいと思います。

プロボノメンバー 大谷 奈々

{{filterContent.facetedTitle}}

{{contentList.dataService.numberHits}} {{contentList.dataService.numberHits == 1 ? 'result' : 'results'}}
{{contentList.loadingText}}