PwCコンサルティング、養父市「関宮小さな拠点」整備事業を支援

2023年10月18日
PwCコンサルティング合同会社

PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:大竹 伸明、以下「PwCコンサルティング)は、NPO法人但馬を結んで育つ会(兵庫県豊岡市、代表理事:千葉 義幸)からの委託を受け、養父市関宮地域に生活に必要なサービスを集約して周辺集落と交通ネットワークで結んだコミュニティー拠点を構える「関宮小さな拠点」整備事業の支援に関する契約(継続)を締結しました。契約期間は、2023年10月18日から2024年1月17日です。

但馬は兵庫県の養父市・豊岡市・朝来市・香美町・新温泉町の3市2町から成る地域です。人口減少や高齢化が急速に進んでおり、医療・福祉の体制維持が深刻な課題となっています。山地が多くを占める地形や降雪量が多いことから、交通の体制維持も喫緊の課題であり、生活に必要な各種サービスの継続、ひいては地域そのものの存続が危ぶまれています。

但馬における持続可能な地域づくりに向け、地域交流の場や生活に必要なサービスを集約した物理的な拠点を整備し、そこを中心に住み慣れたまちで暮らし続けることを目指す「小さな拠点」が注目されています。関宮地域を皮切りに、まち単位で「小さな拠点」を整備してそれぞれをモビリティーで結び、限りある社会資源を効率的かつ効果的に配分して活用する取り組みです。

この取り組みにおいてPwCコンサルティングは、体験を軸に変革をデザインするエクスペリエンスコンサルティングの専門チームを中心に、主に以下を支援します。

  • 地域住民会議の立ち上げと運営
  • VRの活用による、地域住民の体験を通した「小さな拠点」イメージの具体化の促進
  • 地域住民の調査を通じた新しい地域交通・移動サービスの目指すべき体験価値の策定およびその実現に向けたステークホルダーとの連携

また、PwCコンサルティングは、地域医療連携やMaaS(Mobility as a Service)の実現に向け、サービスを効率化して人材不足を補うためのテクノロジー活用やデータ連携についても、その具体化および実装を支援していきます。

PwCコンサルティングは、地域に寄り添い、多様なステークホルダーを結びつけることで、地域の課題解決に向けた取り組みの共創を支援します。また、特定の地域で得られた知見を他の地域にも展開することで、共創の連鎖を構築していくことが重要と考えています。

今回の但馬における「小さな拠点」整備の取り組みをモデルケースとして確立するとともに、将来的には、但馬と同様の課題を抱える日本全国の中山間地域に展開することを目指します。

「関宮小さな拠点」の コンセプトイラスト
但馬における「小さな拠点」構想の 全体像

以上

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