2016年Risk in Review調査:長期間にわたり戦い抜くために

2016-08-22

私たちは、今、混沌とした時代を生きています。どの業界においても企業は予測不能なさまざまなリスクに晒されてきました。PwCの第19回世界CEO意識調査でも66%のCEOがビジネスチャンスよりもビジネスへの脅威のほうが多いと答えています。競争力を維持し続けるには、企業は以下の二つの戦略を同時並行的に追及する必要があります。

  1. 長期間の成功をもたらす転換のために予期し準備することのできる迅速(アジリティー)で柔軟なリスクマネジメントの枠組みの構築
  2. そのような枠組みがリスクを軽減させ、ビジネスがゴールに向かい続けることができるよう組織として柔軟に対応できる態勢(レジリエンス)の構築

このリスクアジリティーとリスクレジリエンスの結びつきこそが今年の“Risk in review:長期間にわたり戦い抜くために”の核心となるものです。今回の調査では、もっとも進歩的な企業は、どんな嵐の中でも進むことのできるようなしっかりしたインフラとプロセスを持ち、かつ新たなビジネスチャンスを逃さない機敏さと柔軟さを持っていることがわかりました。

2016年Risk in Review調査:長期間にわたり戦い抜くために