Navigating the SDGs:SDGsビジネスガイド 国連のグローバル目標に関与するためには

2017-06-12

2015年9月に開催された持続可能な開発サミットにおいて、国連加盟国により持続可能な開発目標(SDGs)を含む「持続可能な開発に向けた2030アジェンダ」が採択されました。この中長期的な社会の目標の達成には、各国政府のみならず、企業を含む社会を構成する全ての組織の努力が必要であると言われています。

PwCが2015年に実施した調査では、SDGs実現に向けた企業の取り組みはまだ始まったばかりであり、いまだ多くの企業が自社の企業活動がSDGsに及ぼすインパクトを十分に理解できておらず、この点については多くの企業にとって今後の課題であることが明らかになりました。また、国連グローバルコンパクト/グローバルレポーティングイニシアチブ(GRI)/持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)が発行している「SDG Compass(SDGの企業行動指針)」においても、SDGs実現に向けたファーストステップとしてSDGsをより良く理解することが指摘されています。

そこでPwCでは企業の方々のSDGsに対する理解をより深めることを目的に「SDGsビジネスガイド」を作成しました。このガイドではSDGsの17のグローバル目標それぞれについて、「世界が直面している課題」「なぜ企業にとって重要なのか?」「企業に何ができるのか?」を解説しています。このガイドにより、多くの日本企業のSDGsに対する理解が深まるとともに、その理解のもとで多くの日本企業がSDGsの達成に大きく貢献することを期待しています。