新たなレンズを通してビジネスを考える CEOはサステナビリティをどう捉えているか

2016-07-29

PwCが実施した第19回世界CEO意識調査の結果は、企業のサステナビリティ(持続可能性)に関する問題について、企業のCEOがどのように考え、そしてそれをコアビジネスに組み入れようとしているか示しています。世界のCEOの84%が株主だけではなく幅広いステークホルダーのニーズに対応することが求められていると答え、76%は財務上の利益だけが事業の成功ではないと述べています。また52%のCEOが幅広いステークホルダーへの価値創造が利益をもたらすと考えています。

昨年は、世界が直面する重要課題、すなわち、個人や地域社会、自然環境に重大なインパクトを及ぼす問題に取り組むために、かつてない政府間合意がなされました。今回の調査結果は、CEOが自社の事業活動と社会、環境、政府がいかに密接につながり合っているかを把握していることを示しています。世界のCEOは、より広い視野で物事を捉え、自社の事業活動が与えるインパクトを理解し、報告する必要性を認識しています。

本報告書では、CEO意識調査の結果をサステナビリティというレンズを通して見ることによって、サステナビリティとその課題についてCEOがどう考え、それが企業の事業経営にとって何を意味するのかについて考察しています。

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