「生産性」は、公共部門においても産業界においても、長期間にわたり議論されてきたテーマです。
本書では、公共部門の生産性に関するこれまでの取り組みの原動力と経緯について考察し、また以下の3つの質問に焦点を当てることによって、公共部門においても生産性は大きな意味を持つものになる、とこれまでの否定的な見解を覆す主張をしています。
- 政府のプログラムや活動を戦略的に優先順位付けするに当たり、集団的アプローチを適用した場合、公共部門内の各省庁が果たすべき責任の多様性に対応することは可能だろうか。
- 公共部門の生産性を判断する手段として、実際に何を測定すればよいのだろうか。または、今後研究を行うべき領域だろうか。
- 構想と戦略を改善し、生産性の向上へとつなげ、理想的な成果を得られるような実施計画を作成するにはどうすべきか?