2017-06-05
多くの先進国が保険料の低下や低金利、経済の低成長に見舞われている中、保険会社のCEOは自社の将来性に対して楽観的な見通しを抱いていることが示されました。今後1年間の収益拡大の達成に大きな自信があると回答したCEOは3分の1以上(35%)、80%以上がある程度自信があると回答しました。
しかしながら、ロボアドバイザーや利用ベースの保険(従量賦課方式)、センサーの活用をベースとした補償など明らかな変革的影響も見られますように、保険会社のCEOは業界が直面している脅威や変化に対して鋭い認識を持っています。規制、技術変化のスピード、顧客行動の変化、新規参入者との競争に対する懸念は既に大きく、この傾向はますます拡大しており、四つの分野全体においてこれだけの変革に直面している業界は他には見られません。
本レポートでは、世界CEO意識調査の結果に基づき、保険業界が戦略およびオペレーション面で変革を遂げていく中、どのように自身を強化できるかについて考察していきます。