5つのメガトレンドと潜在的影響

2015-02-23

メガトレンドとは、世界の在り方を形作るほどの力を持った経済のマクロな動きのことをいいます。メガトレンドは事実を基に認識され、多くの場合、実証データの裏付けもあります。社会に大きな課題を突き付ける巨大な潮流と定義されますが、そこには大きな機会も存在します。

メガトレンドの考え方自体は目新しいものではありません。メガトレンドという名称は付かないまでも、以前から大半の企業が何らかの方法や形式で、社会の巨大な潮流に対応した戦略を構築してきました。

PwCはここ数年来、多くのクライアントがグローバルメガトレンドの研究を行い、その結果を踏まえて戦略の調整や精緻化を行うのを見てきました。そうした活動の動機は、短期的な利益の追求だけではありません。企業がメガトレンドに注目するのは、存在価値のある企業として長期的に生き残ることを目指すからです。言い換えれば、メガトレンドが生み出す機会を活用しなければ、社会の中で多くの人から存在価値を否定されるリスクを負うことになります。

本報告書では、以下の点について述べています。

  • メガトレンドの5つの大きな流れの概要
    • 急速な都市化の進行
    • 気候変動と資源不足
    • 人口構造の変化
    • 世界の経済力のシフト
    • テクノロジーの進歩
  • 経営陣、取締役、その他ステークホルダーに対する潜在的影響