
公益財団法人PwC財団では、助成事業2025年度春期環境(食料システム)につきまして、以下のとおり助成先を決定しましたのでお知らせいたします。
助成先 |
助成事業概要と目的 |
助成金額 |
株式会社ファーメンステーション |
多様な未利用バイオマスを高機能な発酵産物へと変換する独自の発酵アップサイクル技術を活用し、他企業や研究機関との共同研究に活用できる発酵産物ライブラリーと機能性データベースを構築する。 このテクノロジーにより、未利用バイオマスを新たな食品原料へと変換し、食品ロス削減やタンパク質危機解消を実現することを目指す。 |
1,000 |
国立大学法人琉球大学 | 多様な食品残渣を利用してエコフィードを作成するための栄養成分分析法とエコフィードの腐敗抑制技術の確立に取り組む。また、大学や豚肉の加工業者・卸売業者などと連携し、エコフィードで飼育した豚肉の市場価値向上に向けた活動を行う。 この取り組みにより、地方で発生する多様な食品循環資源をエコフィード化することで、養豚業における収益性向上と環境負荷低減を実現することを目指す。 |
1,000 |
助成先 | 助成事業概要と目的 | 助成金額 (万円) |
株式会社ノベルジェン | 高温に強いマガキの種苗を育てる技術を確立し、独自の微細藻類増殖技術と組み合わせたマガキの種苗生産システムを開発する。 この取り組みにより、高温環境でも健全に生育できるマガキの種苗生産システムを構築し、マガキの斃死リスクを低減させ、持続可能な養殖業の実現を目指す。 |
1,000 |
株式会社Insect Technology | エサを選ばない広食性と高い栄養価を持つ野蚕エリサンを活用した養殖飼料の開発を進め、養殖魚であるヤイトハタの生産効率への影響を検証する。 このテクノロジーにより、閉鎖循環式陸上養殖システムの運用を可能にし、環境負荷が低く安定した品質を持つ養殖漁業を展開することで、持続的なタンパク質供給を実現することを目指す。 |
1,000 |
助成先 | 助成事業概要と目的 | 助成金額 (万円) |
合同会社シーベジタブル | 黒海苔の陸上養殖における大規模生産設備の開発、導入を行う。また、モズクなどの海藻養殖を推進し、海の生態系回復に対する効果を検証する。 この取り組みにより、生産量が低下している黒海苔の安定供給の実現、海藻養殖推進による藻場の再生と海洋の生物多様性向上を目指す。 |
1,000 |