この度、PwC Japanグループは、シャーマン アンド スターリング外国法事務弁護士事務所と共同で表題オンラインセミナーを開催します。
M&Aや組織再編の動きが加速する中、日本企業同士のM&Aやグループ内の組織再編であっても一定の条件に該当するディールでは、米国証券取引委員会(SEC)に届け出て承認を得なければならないケースがあります。該当する場合には「Form F-4」(以下、F-4)と呼ばれる米国用の登録届出書を作成し、取引を決定する株主総会の前にSECに提出し、承認を得る必要があります。
こうしたケースでは、当事企業は米国の資本市場規制に基づいた開示要求を満たす必要があり、F-4ドキュメントの中でM&A・組織再編の取引そのものや当事企業の事業・組織・財務状況などについて、海外投資家に向けた広範で詳細な開示を英文で作成することになります。F-4の提出・承認までの対応作業は負荷が大きいだけでなく、多くの専門的な知識・経験が必要なため、M&A・組織再編取引のタイムラインに影響が出ないような着実なプロジェクトの管理と運営が重要です。
本オンラインセミナーは、M&Aや組織再編を検討中、または将来に検討する可能性がある日本企業の経営陣や実務担当の方々を主な対象とし、F-4対応で想定されるさまざまな課題と対応ポイントを理解いただくことを目的としています。往々にして特別プロジェクトとして突発的に生じるF-4を「マネージャブル」なものとして取り組んでいただけるよう、米国法務、財務報告、M&A戦略・事業統合の3領域において実績豊富な専門家が分かりやすく解説します。
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社(PwCあらた有限責任監査法人、PwCコンサルティング合同会社、PwCアドバイザリー合同会社を含む)の総称です。各法人は独立して事業を行い、相互に連携をとりながら、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、法務のサービスをクライアントに提供しています。
米国証券取引委員会(SEC)へのForm F-4登録支援をはじめ、M&Aや事業統合・再編などの資本市場取引におけるあらゆる場面で必要な会計アドバイスを提供します。
Form F-4とは、株主総会で承認が必要となる一定の取引において、米国証券取引委員会に米国外の企業が登録する時に使用する届出書を指します。Form F-4提出に必要な準備期間や、ドラフティングを成功裏に進めるためのポイントを紹介します。
これまでのM&Aは、リスクを見極めるデューデリジェンス型が主流でしたが、それだけでは十分ではありません。これからのM&Aは、事業再構築、オペレーション改革、財務・税務最適化など、ディール後も見据えたバリュー・クリエーション型であるべき、とPwCは考えています。
「会計の専門性」「プロセスの専門性」「グローバルな業務展開」をキーワードに、企業の透明性のある経営管理・財務報告体制の構築に向けて、高品質で客観性の高い会計アドバイスを提供します。