PwCコンサルティング、企業のグローバルロジスティクス改善支援でコネクテッド・カー・アプリ開発のフレクト社と協業を開始

クラウド型アプリケーションにより迅速に車両の稼働状況を把握し、業務改善を支援

2017年5月22日
PwCコンサルティング合同会社

PwCコンサルティング合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役CEO:足立 晋、以下PwCコンサルティング)と株式会社フレクト(本社:東京都中央区、代表取締役 黒川 幸治、以下フレクト社)は5月22日より、クラウド型コネクテッド・カー・アプリケーション「Cariot(キャリオット)」を用いた企業のグローバルロジスティクス業務改善で協業を開始します。

ロジスティクス業務の改善においては、「現状把握」「課題認識」「改善策立案・実施」から「効果測定」に至るまで長期間の取り組みが必要となります。中でも、出発点となる「現状把握」を正確かつ効率的に行えるかが、プロジェクト全体に大きな影響を及ぼします。本協業では、Cariotを営業、工事、搬送などの車両に装着し、さまざまな情報をデジタルデータでインターネットに送り出せるようにすることで、即時に稼働状況を把握できる体制を目指します。PwCコンサルティングはCariotの導入計画策定、データアナリティクス、ロジスティクス業務の改善施策立案・実行、関連する情報・業務システムの変更などを含めた全体デザインを支援します。

フレクト社が開発したCariotは、Salesforceプラットフォームと連携するクラウド型の車両管理アプリケーションで、車両に専用端末を装着するだけで利用可能です。速度、走行距離、燃費など車両内部で保有する情報と、GPSセンサーで取得する位置情報をリアルタイムに専用サーバーに送信します。蓄積された情報をもとに、配送ルートの最適化、到着時刻の予測、取引先への位置情報共有などが可能となります。また、稼働状況レポートの作成やダッシュボード化、業務報告書の自動生成などの機能を提供します。クラウド型アプリケーションの特徴である「すぐに始める」ことで、迅速なROI把握を実現します

PwCコンサルティングは国内企業やグローバル企業向けにクラウド型ソリューションおよびSCMパッケージの導入において豊富な実績を有します。企業のロジスティクス業務改善においては、到着・配送の「時間」把握が重要な要素です。Cariotを活用することでデータ収集、分析の高速化、高精度化を後押しします。Cariotとグローバル対応SIMを搭載した専用車載器は、米国および東南アジアの一部の国で稼働実績があり、海外拠点も含め、データの一元管理を行うことができます。

昨今、労働力不足や消費者ニーズの多様化により、物流業界は難しい課題に直面しています。取引先との契約条件見直しや複数社による共同配送の企画など、さまざまな議論が沸き起こり、社会問題となっています。PwCコンサルティングは、今回の協業を機に、ロジスティクス業務を短期間で改善し、企業が長期にわたって成長していく体制の構築を目指します。また、商社、物流、建設、製造業など各業界に精通したコンサルタントが、ロジスティクス領域に限らずサプライチェーン全般における変革を戦略立案から実行まで支援します。

以上

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