Power & Renewables Deals 2015~2015年の展望と2014年のレビュー~

2015-08-12

Power & Renewables Deals 2015(2015年の展望と2014年のレビュー)は、PwCが電力および再生可能エネルギーセクターにおけるM&Aの動向をとりまとめ、年次で発行している報告書シリーズの2015年版です。

本文では、まず今後1年間に進むと予測されるM&Aのテーマを見ていきます。2014年のディールは主に米国に集中しましたが、2015年のディール動向は全世界的にバランスがとれたものになるとみられています。エネルギー価格の変動など昨今の事業環境により多くのディールメーカーは様子見の状況になると予測されます。その他の経済的な不確定要素も多く、特にデフレーションのリスクのために、投資家が案件の検討に時間をかける傾向にあります。そのため、業界の安定した契約収入あるいは規制に基づく収入への注目度が増すといえます。

今後も数多くのディールが見込まれています。本文の後半には、2015年の世界の電力業界M&Aを代表する主なディール動向について、関わった事業者と地域も併せてとりまとめています。結論として、南北アメリカ、アジア太平洋そしてヨーロッパといった主要地域におけるM&A動向についても記述しています。