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ホームメイドのサクセスストーリー:米国のオーガニック食品における持続的な成長

Rachel Berliner氏 Andy Berliner氏

Amy’s Kitchen 創業者/米国/オーガニック食品メーカー

ファミリービジネス企業にどれほどのことができるかを示すのに、Amy’s Kitchenほどの好例はめったにありません。30年間で、Rachel氏とAndy氏のBerliner夫妻は、娘の学費のために小さなキッチンで料理を作るところから、何百万米ドル規模のオーガニック食品事業を所有し、経営するまでに至りました。

この事業は広告の必要がないほどの大きな成功を遂げています。これは、情熱と理念から始まった事業です。この二つは、現在でも同社のインスピレーションの源となっています。

Andy氏は次のように語っています。

「始まりは、RachelがAmyを妊娠していたとき、彼女の代わりに料理をしたことでした。私たちは、オーガニック食品に夢中でした。全てを初めから調理する時間がなかったので、良質の便利な食品を購入したいと思いました。しかし、見つけることができませんでした。健康食品の店でも売られてはいませんでした。私たちは、自分たちと同じものを望んでいる人たちがいると思いました。ホームメイドで、オーガニック食材と天然食材を利用した調理済みの食事で、しかもおいしいものを買いたいと思う人がいるだろうと。そこで私たちは、試しに一つの製品を作ってみました。野菜のポットパイでした。全てはそこから、野菜のポットパイから始まったのです。」

数カ月のうちに、そのポットパイは米国内各地の健康食品店に置かれるようになりました。そこで二人は、新製品の追加に着手しました。Andy氏は次のように語っています。

「潜在的需要があると判断した私たちの直感が的中しました。これまで誰も手がけなかったニッチ市場を見つけたのです。誰もが私たちの製品を欲しがりました。私たちが新製品を説明したFaxを送信するだけで、すぐに注文が殺到しました。そこから事業の成長が始まりました。創業当初から、完全なる企業買収を使わない持続的な成長でした。最初の20年間は、年に20%以上の割合で成長し続けました。」

Rachel Berliner氏とAndy Berliner氏 Amy’s Kitchen 創業者

Rachel Berliner氏とAndy Berliner氏 Amy’s Kitchen 創業者

30年のうちにAmy氏も事業も成長しました。現在は230以上の製品を販売し、2,500人のスタッフを抱えています。米国各地に製造施設があり、成長を続ける輸出事業に対応するためポルトガルにも新たな工場を設立する予定です。会社の製品ラインや施設の追加に伴って、同社はスキルを持った人材も増強してきました。Rachel氏は次のように語っています。

「まず財務部門に着手し、その次が流通と農業部門でした。マーケティングに関しては、私たちがいつも楽しんでやっていたので、マーケティング部門が最後になりましたが、ここ数年かけて、私たちは強力なマーケティングチームを結成しました。営業に関しては、良い人材が長く勤めてくれています。これは、私たちが雇用するスタッフが、私たちと同じぐらい事業の内容に共感しているからだと思います。これは、当社の社風の一部です。」

事業は今でも、10%程度の割合で成長し続けています。Andy氏は次のように語っています。

「多数の企業が参入してきたため、初期の頃のようなスピードで成長するのは困難です。でも、最初に人々に信頼されるブランドを確立したという点で、大きな競争力を持っています。今後も成長し続けていくには、新しいアイデアを出し続けることだと思います。当社の製品は、幅広い国際的なレシピをベースとしており、その食材を実際に食べて育ち、愛着を持って作られた本物の原材料を使用しています。お客様から、お母さんが作ってくれたような味だというメールをいただくときほど幸せなことはありません。それが、Amy’s Kitchenが存在する真髄だからです。つまり、信頼性とおいしさです。」

レシピの国際化と事業の国際的な拡張は、どちらも多様化の手段です。同社はすでに欧州にも進出し、特に英国で成功を遂げています。次の大きな見込み市場はインドです。インド市場は大きな機会ですが、米国とも英国ともまったく異なります。しかし、中産階級の成長やベジタリアンの消費者の割合が大きいことを考えると、同ブランドにとって理想的な市場だと言えます。インド市場が非常に複雑なことを知って気後れする会社もあるかもしれませんが、Amy’s Kitchenは常に革新的なアイデアに立ち返る勇気と自信の両方を兼ね備えています。

Andy氏は、同社の新しいドライブスルーレストランが好例だと説明します。

「子どもたちを連れて行ける健康的な場所がないというお客様の声が常に届いていました。ベジタリアンではなくても、子どもたちにファストフードを与えたくないという人々からの意見です。そこで当社は、試験的にAmy’sをオープンしました。その結果は驚くべきものでした。予想の倍の売上があり、Facebookのフォロー件数も信じられない数になりました。私たちはサイトさえ立ち上げていませんでしたが、そこで食事をして気に入った方がサイトを開設してくれました。ブランドとは常にこういうものです。当社は今では大規模な会社ですが、本質は昔ながらの一つのキッチンです。大きくて、鍋の数も増えたキッチンです。しかし私たちは、何をどのように作るのかを重視します。お客様にはそれが通じます。ごまかすことはできません。」

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小林 和也

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