バンキング・バナナ・スキン2014 回復に向かって少しずつ進んでいる状況

2014-09-03

CSFI(Centre for the Study of Financial Innovation)がPwCと提携して行った2014年の調査結果では、銀行業界が直面する数多くの懸念事項のうち「規制」、「政治による干渉」、「マクロ経済リスク」が上位に挙げられました。

そのほかでは、テクノロジーリスク(4位)、犯罪行為(9位)が前回の2012年調査に比べて大幅に順位を挙げており、これらのリスクに対する懸念が高まっていることを示しています。

一方、信用リスク(7位)、資本調達(10位)、流動性(15位)は前回比で大きく順位を下げており、世界的な金融危機が一段落していることが調査結果にも表れて言います。

なお、本冊子は原文“Banking Banana Skins 2014 - Inching toward recovery”の要旨部分を翻訳したものです。詳細をご覧になりたい方は以下の原文を参照ください。

バンキング・バナナ・スキン調査: 世界の銀行業界が抱えているさまざまなリスクについて、銀行の職員、規制当局関係者およびアナリスト、コンサルタント、学者などその他の関係者がどのように考えているかをアンケート調査に基づきとりまとめたものです。今回の調査は2014年1月および2月に実施され、59カ国から656名の回答を得られました。