新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をきっかけに「生きること」や「社会の繁栄」の意味が見直されたと感じます。地球の在り方を考える議論では、今を生きる私たち世代の繁栄だけでなく、まだ生まれていない世代のために何を変えることができるのかが議論されています。国富、税金、資本市場、企業ガバナンス、労働市場の関わり合いが変化し、新しい資本主義の在り方が模索されています。
私たちは、「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことをPurpose(存在意義)とし、実現するために存在しています。変化の時代、デジタルの時代を迎える中で、社会にはさまざまな課題が発生しています。私たちは、「アシュアランス」という信頼を生み出す技術を用いてそれらの課題を解決しています。
信頼を築く活動がクライアント、そして社会から認められることで予想を上回る実績を生み出し、組織を拡大してきました。2006年の設立当初は1,000人に満たない組織でしたが、現在は3,000人を超えています。提供するサービスも、会計監査領域にとどまらず、アドバイザリーやリスク管理、デジタルトラストといったさまざまな分野にも広がりを見せています。
新しいバランスを求める人々の思考の変化は、これまで以上のスピードで社会が抱える課題を顕在化させていくでしょう。それらを予期し、準備して、向き合っていくためにも新しい仲間が必要なのです。昨日よりもより良い今日を、そして今日よりもよい明日をもたらしたい――。そんなマインドを持ち、好奇心を持って行動できる方であれば十分に活躍できる環境です。世界でも有数のPwCグローバルネットワークの仲間となり、私たちとともに世の中を変えていきましょう。
3,000人を超える大きな組織となり、クライアントへの多様なサービスを提供できるようになった反面、いわゆる「大企業病」のように組織が硬直化していないか、いつも心を配っています。私たちの目指すところを考えると、こんなところで大企業病になっている場合ではありません(笑)。その予防のためにさまざまなコーチングのツールや制度を導入し、上長と部下とのコミュニケーションの密度を高めています。さらに、組織内のコミュニケーション活性化を目的に、SNS型の社内コミュニケーションツールも取り入れています。
デジタルの時代では個人の力が復権し、働き方もフレキシブルになり、上意下達よりも世代を超えてアイデアを変換することが成長を確かなものにしています。私たちの元々のカルチャーである“Speak Up”を大切にして、立場や社歴を問わずに自由に意見が言い合えるように「働きやすい」と思える環境作りを推進しています。さらに、プロフェッショナルスタッフ一人一人が働きやすくなるためのシステムの開発や導入もどんどん進めています。
個々の意思を尊重する私たちの組織には、自分の立ち位置を持っている魅力あふれる人材が多くいます。例えば、ほんの数年前に入社した若手が、世界中の同じようなPwCのメンバーとコミュニティをつくり、グローバルな活動を自主的に始めていたりします。一昨年始めたデジタル目安箱に投稿される意見や、スタッフフォーラム(年次を問わずスタッフが集まって意見を出し合う場)からの提言には、社歴に関係なくプロフェッショナルとしての誇りが詰まっていて、うなずくことがたくさんあります。皆さんとお会いすることで、私たち自身も原点を思い出し、熱い気持ちがよみがえるのです。こんな私たちと切磋琢磨し、あなただけの成長をぜひ実現してください!
代表執行役
井野貴章
プロフィール
1991年に入社※。1997年から2000年まで、PwC米国ニューヨーク事務所に勤務。2007年にパートナーに就任。2014年に執行役/チーフクオリティーオフィサーに就任し、2018年に執行役人事担当、2020年に代表執行役に就任。PwCの社会に貢献する高品質なサービスを提供できる人財育成を日夜考え中。人の成長する力を信じる派。愛犬(トイプードル オス13歳)と通うサンドイッチとノンアルコールビールの店を応援している。
※ 1991年、当時PwCの日本におけるメンバーファームだった監査法人に入社