移転価格課税訴訟における初の納税者勝訴判決事例について [PDF 28KB]
2008 年10 月30 日、東京高等裁判所は、課税当局が行った移転価格税制に基づく法人税の更正処分を取り消す判決を下しました。その後、課税当局が上告を断念したため、この判決は確定したものとなりました。
これは、裁判所により移転価格の更正処分が取り消された初めてのケースとして注目されますが、第一審で適法と判断された、いわゆるシークレットコンパラブルを用いて更正処分を行ったことについて判断は示されなかったため、シークレットコンパラブルを用いて更正処分を行うことの是非についての裁判所の立場は依然として明らかではないものと思われます。
本稿では、本判決の概要について紹介しています。