新資源税 (MRRT: Minerals Resource Rent Tax)と移転価格 [PDF 228KB]
2011年6月10日に、オーストラリア政府は、特定の鉄鉱石や石炭プロジェクトからの利益を課税対象とした新資源税制「Minerals Resource Rent Tax」(以下、「MRRT」) に関する公開草案を公表するとともに、同草案の詳細な解説書も同時に発表した。
公開草案の公表は、MRRTを2012年7月1日から導入するための大きなステップといえる。
MRRT は、オーストラリア国内の石炭および鉄鉱石の採掘から生じる経済的利用に対して課される税金であり、その課税標準はプロジェクトから得られる利益とされている。MRRT では、石炭および鉄鉱石以外の鉱物は対象 外とされている。
MRRT の主な特徴は、豪州国内の税制であるにもかかわらず、いわゆる移転価格税制の手法が適用される点である。
次回の公開草案の公表および法案の連邦議会提出は、2011 年度末までに行なわれると見込まれている。MRRT の影響を受ける納税者は、本税制への対応を検討するため、また、納税者自身の個別事情を法案に反映させることを目的とした政府への意見書提出についてその必要性を判断するために、本公開草案の詳細レビューを行なう、あるいは、専門家に相談するなどの対応が望まれる。
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