グループ法人課税制度と実務 「連結納税制度の改正点について」

グループ法人課税制度と実務 「連結納税制度の改正点について」 [PDF 91.2KB]

新会社法,組織再編制度,連結会計制度などを背景として,企業グループにおけるメンバー法人の一体的経営が加速している。税制においても,会社法などの関連諸制度に対応して連結納税制度が平成14年度から導入されたが,制度の抜本的な見直しは行われてこなかった。

平成21年12月22日に発表された平成22年度の税制改正大綱(以下「大綱」という)では,昨今の企業グループでの一体的経営が進展している状況の下,実態に即した課税を実現する観点から,連結納税制度を見直し連結納税開始・加入前に発生した欠損金の持込制限の緩和,連結子法人の連結納税の加入時期の柔軟化,連結納税加入時の時価評価課税の緩和などの改正を予定しており,連結納税制度の利便性が高まることにより,同制度を利用するグループがさらに増加することが期待される。

著者:
税理士法人プライスウォーターハウスクーパース マネージャー 飯島 哉文