マネージングパートナーのご挨拶

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生きていることの喜び - 監査の魅力

マネージングパートナー 松永 幸廣
マネージングパートナー
松永 幸廣

企業とは何かという問いがあったとき、何と答えればいいでしょうか?
私は、企業は人であると思っています。企業は生き物であり、命があると思っています。
命のあるものは、暖かくやわらかく時間を戻せません。一部を切られると痛みがあります。
逆に命のないものは、冷たく硬く(変化せず)いつまでも変化しないゆえに時間を戻せます。バラバラにしても集めればもとに戻ります。

財務諸表を生きている企業を映した生きた本と見るのか、バラバラの情報の塊とみるのかは、会計監査での大きな違いになってきます。ここでいう企業とは親会社に何社かの連結を合計したつぎはぎだらけの連結財務諸表が表すかりそめの企業グループではなく、一体化している生き物としての企業グループを言っています。

私たちは、企業は生きていると感じているため、内部統制の動的で有機的な生き物としてのつながりを感じ、会計監査も命のあるものにしたいと思っています。
命のつながり、企業、財務諸表、内部統制、会計監査は、その連鎖の中で生きています。
この連鎖で大切なことは、自分たち自身が生きていることではないでしょうか?

つながりは、事務所の仲間とのつながり、クライアントの人とのつながり、温かさは企業の命を感じ、患部があれば指摘する勇気につながり、柔らかさはリスクがどこにあるかを感じる柔軟性につながっていくと思います。企業は、従業員、取引先、銀行、投資家といったステークホルダーのかかわりの中で生きています。生き物としての企業の取引のすべてを内部統制で浄化し、透明で適時に開示していくことで、自らの免疫性を担保していると考えています。

会計監査は、こうした免疫性(内部統制)の検証、開示項目(財務諸表)の検証という作業を通じて企業という生き物の健全化に役立つことで社会に貢献していると考えています。企業の有機的なつながりを分析した監査手法は、監査そのものの変革ですし、有効な内部統制は、企業の財務基盤の強化になり、企業価値増大につながります。温かくありたい、柔らかくありたい、人間的でありたいというのは、実は監査という業務に必要な本質的な要素であると考えています。

生きていることの喜び - これからの京都監査法人のやれる仕事

企業が人としたら、医者は誰になるのでしょうか?
人と企業の共通点は、生きていることです。人間は血液だけでは生きられません。心と頭は、企業では何なのでしょうか? 経営理念や企業神経がわかる監査法人、企業の心が感じられる監査法人でありたいと考えています。
高度なテクノロジーが必要ですが、それはあくまでもツールです。
誰のために働いているのか? を問いかけて常に誰かの体温を感じられる法人でありたいと思っています。