2014-12-24
金融機関は、2008年の金融危機から立ち直るため、また、世界各国の規制当局のガイダンスに対応するため、強固なリスクアペタイト・フレームワークの設計と実現へ向けて、取り組みの高度化を進めてきています。
オペレーショナルリスク・アペタイトの定義は、市場リスクや信用リスクのそれと比べると必ずしも容易ではありませんが、戦略目標達成のために組織として選好するリスクのレベルを定め、その範囲内で確実に事業を運営していくことは今後ますます重要になってくるものと考えられます。
本稿においては、オペレーショナルリスク・アペタイトを定義することでもたらされるメリット、オペレーショナルリスク・アペタイトに関する課題や限界、競合他社の動向に関する知見などについて議論を展開しています。
従業員のリスクに対する考え方や認識、行動の全体をリスクカルチャーと呼びます。経営層との徹底した対話を通じてあるべきリスク認識を定義し、それをトップダウン型アプローチで共有することで、適切なリスクカルチャー醸成に貢献します。
PwCは豊富な実績・知識をもとに、企業のコンプライアンス態勢の強化・構築を総合的に支援します。
ガバナンス・リスク管理・コンプライアンスの構築、金融庁等の監督当局による規制対応など多様なサービスを提供しています。
金融業界と各サブセクター(資産運用、銀行・証券、保険、不動産)に関する深い知見と豊富な支援経験を持つコンサルティング、ディール、監査、税務のプロフェッショナルたちがスクラムを組み、新たな機会に挑戦するクライアントを支援します。