メガトレンド

「持続可能な社会づくり」という共通の目的に向けて行動を始める前に、私たちを取り巻く世界の状況と近未来像を正しく理解することが大切です。
地球規模のトレンドには、次の8項目があります。

地球規模のトレンド

気候変動による危機

  • 新興国への進出を加味した、グローバルレベルでの温室効果ガス(GHG)のモニタリング体制の構築、ビジネスインパクトの認識、GHGを抑制する技術革新・設備への投資。
  • 世界全体の低炭素経済・社会化の進展。

エネルギーの需要と変革

  • 2050年、世界の国内総生産(GDP)は4倍、エネルギー需要は2倍以上に膨張。
  • 短期的な既存エネルギーシステムの効率化と、中期的な自然エネルギー資源の利用度向上の必要性。
  • スマートグリッド・グリーンニューディールの各国の政策により、運輸・産業・オフィス・家庭における「化石燃料依存から再生可能エネルギーへのシフト」の加速化。関連技術への投資拡大。

天然資源・生態系への軋轢

  • 新興国の経済成長に伴い、燃料・素材資源(石炭・鉄鉱石・レアメタル・バイオマス・穀物・水産物など)の調達競争の激化。
  • 生態系・社会的問題などへの「企業の社会的責任(CSR)に配慮した責任ある調達」とグローバルレベルのサプライチェーンマネジメント(SCM)の重要性が増加。
  • 2010年、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の名古屋開催。

水・食料の安全保障

  • 新興国への水ビジネス支援。バイオテクノロジー・ITによる農業・水産物の生産量の増加と安定供給の必要性。
  • 政府などとの政策形成・官民連携事業・国際金融機関などの市場/金融メカニズムの活用などPPP(Public-Private Partnership)の活発化。

人口爆発と人口構造

  • 途上国の人口増大、低所得者層(BOP) ・中間層の需要拡大を見込んだビジネスの拡大・海外進出。
  • 国内少子高齢化・労働人口減少の受け皿となるビジネスの開拓。
  • グローバル化に対応した人事・雇用の戦略化(人種・宗教・人権・労働条件の多様性を包括性など)。

IT・デジタル社会

  • 情報通信技術による異業種間の融合ビジネスの拡大。
  • 情報通信インフラの投資効果、次世代技術(スマートグリッド、クラウドコンピューティングなど)の導入、企業のグローバル化など、ITを生かした包括的な経営マネジメント戦略の重要性の増大。
  • 情報格差への配慮と情報セキュリティの確保。

経済圏域のシフト

  • 2010年中に、中国のGDPが日本を抜き世界第2位に。
  • 組み立てた消費財を欧米へ輸出するモデルから、アジアが最終需要地となる供給モデルへ変化。
  • アジア新興国を中心とした資金流入、貿易構造、労働市場等へのパワーシフト。
  • アジア市場、経済のガバナンス体制構築への動き。

世界経済システム

  • 持続可能な社会・経営の推進に対して、社会のインフラとしての金融の役割・機能の重要性。世界の経済情勢、景気などに左右されない長期的金融の役割の模索。
  • 産業としての金融の可能性。社会的責任投資(SRI)、環境・社会へ貢献するビジネスの開拓・支援の拡大。
 
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