米国における財務報告上の持続可能性情報開示
-Sustainability Accounting Standards Board(SASB)の動向-


株式会社あらたサステナビリティ認証機構
寺田 良二

これまで持続可能性情報の開示については目立つことのなかった米国において、サンフランシスコを拠点とするSustainability Accounting Standards Board(SASB)が、財務報告上の持続可能性情報の開示に関する動きを活発化させています。

SASBは非営利の民間団体であり、米国上場会社が米連邦証券取引委員会(SEC)に提出を義務付けられている財務書類において持続可能性情報を開示する際の基準を設定することを目的としています。

米国での財務報告については、民間団体であるFinancial Accounting Standards Board(FASB)が米国の企業会計の基準をとりまとめる機関としてSECに正式に認められていますが、SASBは、非財務情報の開示に関してそれと同じポジションを目指しています。SASBは既にSECとコミュニケーションを行い、理事会メンバーには元SEC委員も加わっていることから、今後の動向が注目されています。

主な内容

  • SASBの主な特徴
  • SASBのアプローチ
  • インダストリーの区分
  • マテリアリティ
  • 基準