東日本大震災復興支援

PwC Japanは東日本大震災の被災地の復興支援活動を継続的に行っています。

東北イノベーション推進室

PwCコンサルティング合同会社は震災直後よりプロボノ活動として被災自治体の復興計画策定、復興支援NPOの補助金・助成金獲得、海外ファンドと公益法人のマッチング、出向者派遣による被災地での人材育成および復興計画の具現化などの活動を進め、2013年11月に専門組織「東北イノベーション推進室」を設置し、被災地域の企業や自治体への支援体制を強化しています。2014年より岩手県広域沿岸振興局とアライアンスを組み、2015年からは岩手県大船渡へ社員を派遣しています。

 

経営未来塾への講師派遣

PwCあらた有限責任監査法人は東北未来創造イニシアティブ(※)の活動の柱の一つである、「経営未来塾」の運営を支援しています。「経営未来塾」は事業家支援のための人材育成道場で、地域のリーダーとなる『人』を育成・輩出するために、日本全国の有志が寄り添い、支え、共に未来を創ります。PwCあらた有限責任監査法人は地元事業家の構想を事業戦略や会計の視点から支援するため、三陸地域(岩手県及び宮城県)へ定期的に講師を派遣し活動にあたっています。

(※)東北未来創造イニシアティブ: 震災復興地域である東北の未来を、民間経済人の叡智を集めて切り拓いていこうとの思いで、東北大学地域イノベーションセンターと東北ニュービジネス協議会を運営母体とし、経済同友会や復興庁の後押しを得て2012年に始まった活動

 

 

「なんでも会計相談」の実施

震災から4年が経ち、被災者の悩みはインフラ面から今後の店舗や自宅の再建資金をどうするかといった問題に移りつつあります。PwCあらた有限責任監査法人ではこれからが私たちのような専門家の力を発揮できる段階ではないかとの思いから、2015年7月に岩手県陸前高田商工会と連携し同市の個人事業主に対する会計相談支援活動をスタートしました。
通常業務では接することの無かった個人事業主の方々に対して、事業計画の作成・資金繰りの検討・原価計算や管理会計のアドバイス等の会計支援を行っています。

 

福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の支援

原発事故の影響が続く福島県双葉郡では、「双葉郡教育復興ビジョン推進協議会」を立ち上げ、郡内8町村の教育委員会が自治体の枠を超えて、未来を担う人材育成への取り組みを進めています。
この協議会事務局に2014年8月からの2年間、PwCアドバイザリー合同会社の社員が出向し、スーパーコーディネーターとして中核的な役割を担い、課題整理やアクションプランの作成、学校現場を巻き込んだ体制作りなどビジョンの具現化を推進しました。このような活動を通じて新しい教育プログラムの策定や中高一貫校の設立、教員や子供たちがつながるワークショップなどが行われています。

 

復興支援マルシェの開催

被災地では復旧から再生、発展に向け、産業復興、観光再生など未来に向けた取り組みが日々進められており、このため、産業・観光に大きな力となる特産品の販路開拓・拡大の重要性が増しています。
このような背景から、PwC Japanは2016年より復興支援活動の一環としてこれまでに復興支援に携わった岩手県、福島県の事業主・生産者の物産を中心にした「東北復興支援マルシェ」を開催しています。2017年は汐留オフィスおよび丸の内オフィスで開催し、マルシェと合わせ、6年間の復興の道のりとPwCの支援の取り組みを「東日本大震災 復興のあゆみ ~『新しい東北』の創成へ~」と題した展示で紹介しました。

 

 

東北の未来を考えるイベント開催報告

被災地の現状とこれからの課題について、一般社団法人RCF代表理事の藤沢 烈氏を招き、産業復興に向けた官民連携のあり方をテーマにお話しいただきました。また、震災から5年を経て、被災地ではインフラが整い、復旧から復興へ進みつつある今、現在PwC Japanが展開している4つの活動‐東北イノベーション推進室、経営未来塾、福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の支援、なんでも会計相談‐について、参加者と共有する場を持ちました。私たちのプロフェッショナルとしてのナレッジや専門スキルを今後どのように復興に役立てられるかについて検討しました。

  

岩手県大船渡市にて「商工会議所・商工会向け 経営セミナー」を開催

2016年3月16日(水)に、岩手県大船渡市にて「商工会議所・商工会向け 経営セミナー」を実施しました。これはPwC Japanが行う「なんでも会計相談」から派生したもので、三陸沿岸地域の企業者・小規模事業者支援に取り組んでいる「さんりくチャレンジ倶楽部」が主催する経営セミナーの一環として行われました。
岩手県の商工会議所の経営指導員の方々を中心に、日々の経営・会計指導の業務に役立つ知識を提供すべく、7名の会計士・コンサルタントがセッションを実施しました。

 

「PwCプレゼンツ 食育料理教室 in いわき」の開催

被災地支援活動の一環として、PwC Japanは2016年4月2日(土)に福島県いわき市にて食育料理教室を開催しました。福島県在住の親子など約30名が参加し、和食・中華・イタリアンの各ジャンルを代表するシェフらから、地元の食材の魅力を学ぶとともに、実際に素材の味を活かした料理を教わりました。このプログラムはPwC Japanが企画・運営を行い、東北の復興支援活動に共感する社員・職員が支援金を出して実現しています。

  

「税務支援勉強会」の実施

東日本大震災による被災企業の事業主の方々に対しグループ補助金や市の復旧補助金などを使った事業再建に係る税務問題への対応をサポートすべく、PwC税理士法人は岩手県にて税務支援勉強会を2016年12月より開始しました。消費税実務に詳しい税理士を中心としたメンバーが、事業主の方々が抱える問題点を掘り起し、専門家の立場から消費税と圧縮記帳を焦点に実務上の留意点や具体的な対応策について解説しました。勉強会終了後、参加された事業主の方々からは、実務に関する必要な諸手続きや申請・届出の提出時期のアドバイスが大変役に立ったという声が寄せられ、好評を博しました。

2016年度税務支援勉強会」の実施