Renewables Deals~2012年の展望と2011年のレビュー~

世界の再生可能エネルギーM&A市場は、不確実な経済状況にもかかわらず、目覚ましい成長を示しています。2011年は、件数こそ前年比6%減となりましたが、金額では40%増加しました。

また2011年は、発電所・送配電網等の「施設」のみならず、太陽光パネルやスマートメーターなどの「エネルギー効率化技術」をターゲットとするM&Aにおいても大型案件がみられました。

さらに2011年の特徴として、再生可能エネルギー投資の主体として、プライベートエクイティやインフラ投資ファンド、年金基金等の「金融投資家」のプレゼンスが大きくなったことも挙げられます。「金融投資家」による2011年のM&A総額は前年の2.5倍となりました。

2012年以降も、基本的には2011年のトレンドが続くとみられます。しかし、欧州諸国における財政・金融不安の深刻化や、各国における再生可能エネルギー関連税制・補助金制度の変更やガス価格の低下、およびこれらによる再生可能エネルギー資産の価値下落が、再生可能エネルギー投資のリスク要因となる可能性があります。