Power Deals~2012年の展望と2011年のレビュー~
エネルギーM&A市場はいまだ回復途上。経済情勢が市場再成長の鍵に。

世界のエネルギーM&A市場は、ユーロ圏の金融危機や世界の経済成長に対する懸念から、総じて低調であったといえます。

2011年から2012年にかけてのエネルギーM&Aの特徴として、以下の3点が挙げられます。

  1. 欧州・北米地域では、エネルギー企業のポートフォリオ見直しや企業統廃合に関連するM&Aがみられた。
  2. アジア太平洋地域の企業が関与するエネルギーM&Aの件数が、欧州・北米地域の企業が関与するM&Aの件数を上回った。
  3. 送電網やガス供給網などの「ネットワーク型資産」を対象とするM&Aが多数みられた。

2012年以降も、ポートフォリオ見直しや企業統廃合に関連するエネルギーM&Aの可能性は引き続き高く、アジア太平洋地域の企業のエネルギーM&A市場におけるプレゼンスもさらに高まるとみられます。

とはいえ、世界の経済・金融情勢がその趨勢を大きく左右し、またエネルギー価格、各国・地域の環境・エネルギー投資規制がM&A件数・金額に少なからぬ影響を与えるとも予想されます。