10Minutes 借手のリース会計の行方

10Minutes 借手のリース会計の行方

2010年来、新聞紙上を賑わしているように、米国会計基準および国際会計基準において、リース会計の大幅な改革が検討されています。新基準案では、貸借対照表にリース債権およびリース債務を追加計上することになり、企業の安全性を表す指標(負債資本比率等)、当期純利益、その他の財務指標に影響を与えることになります。これらの財務指標と関連付けられた業績連動型報酬の制度や、借入金の財務制限条項は影響を受けることが考えられます。さらに、変動リース料や更新オプション付きのリースに係る会計処理は難しい判断と見積りが必要になると思われます。不確定要素を含む、変動リース料や更新オプションに対して行った判断と見積りの見直しは、企業の収益を不安定なものにすることも考えられます。今回提案されているリース会計基準案の複雑さのために、企業によっては、その企業がリースをそもそも利用するかどうかを見直さなければならないような話も出ています。

この10Minutesでは、多くのコメントを受けて再検討されている最中ですが、当該リース会計の変更案とその趣旨を検討していくこととします。このリースの新基準案については、再度公開草案が2011年11月か12月に公表される予定になっており、まだまだ流動的ですが、実務に多大なる影響を与える非常に重要な基準であることは間違いありません(2011年8月発行)。

 
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