保険業

現在、保険会社の法定の財務諸表における保険契約の価値の測定にあたり、多くの異なった、かつ大部分において整合していない、各国の計算手法が用いられています。この多様性が、保険会社間における比較を困難にするとともに、保険事業における真の経済的価値の反映を阻害される可能性があります。また、これにより資本の獲得に際して、保険会社が著しく不利な状況に置かれる可能性もあります。

国際会計基準審議会(IASB)は、米国の財務会計基準審議会(FASB)とともに、保険契約のための調和化された国際財務報告基準(IFRS)の策定を推進しています。しかし、多くの基礎的な論点について、未だ議論されている状況にあり、さらにこれらの論点についてIASBとFASBとの間で見解が異なっています。これらは、保険契約の測定に関する基本的な考え方(測定アプローチ)などの重要な分野の決定にも影響する可能性があります。

以下に、保険契約フェーズⅡに関して、IASBにおいて検討されている主要な論点についての要約や、実務上のガイダンス、および、主要論点に関するソルベンシー規制との比較検討、などの外部に及ぼす影響についてお知らせします。

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