保険業

現行の国際財務報告基準(IFRS)第4号は、経過的な措置として最低限の要求事項のもと、各国の基準の採用を認めており、その結果、保険契約価値の測定にあたり、各国間で異なった、または、整合していない手法が用いられています。これにより、保険会社間の比較は難しくなり、保険事業の経済的価値が市場において正しく評価されない可能性があり、また、資本獲得時に、保険会社が著しく不利な状況に置かれる可能性もあります。

国際会計基準審議会(IASB)は、米国財務会計基準審議会(FASB)とともに、保険契約の発行者による保険契約の会計処理に関する審議を終了し、IASBは2013年6月20日に再公開草案を、FASBは6月27日に公開草案を公表し、基準の最終化に向けて審議しています。

以下に、両審議会において検討されている主要な論点の要約や、実務ガイダンス、および、PwCの見解などについてお知らせします。

実務上のガイダンス、および、主要論点に関するソルベンシー規制との比較検討、などの外部に及ぼす影響については、下記の資料をご参照ください。

2013年

Point of view: Insurance contract accounting: The path forward(2013年12月19日)

FASBおよびIASBは、2008年より保険契約の会計について合同で審議をしています。単一の会計基準への道には課題も多く存在します。この報告書では、両審議会の現状の概要をまとめるとともに、PwCの見解を掲載しています。

保険会計の未来を切り開く‐最新の公開草案「保険契約」に対するPwCによる回答の要約‐(2013年11月29日)

本書は、保険会社において、より首尾一貫した、そして比較可能な報告を考案し、投資家に保険事業の価値を示す、保険契約に関する新しい基準書について論じるものです。

Practical guide to IFRS ‐再公開草案は保険契約の会計を大きく変えるであろう PwCによる実務ガイダンス(2013年08月30日)

2013年6月20日、IASBは、2010年の公開草案に対して受け取った回答を反映した保険契約の会計に関する再公開草案を公開しました。この実務ガイドは、主要な提案およびその影響を要約しています。

保険契約‐2013年第2四半期に保険契約の会計処理を大幅に変更する公開草案を公表(2013年06月07日)

FASBとIASBは、保険契約の会計処理に関する審議を終了し、公開草案を6月末までに公表する見通しです(注:IASBは2013年6月20日に再公開草案を、FASBは6月27に公開草案を公表済み)。