化学産業は、「基礎化学品」を取り扱う上流事業と当該「基礎化学品」を原料として高付加価値の製品を提供する下流事業に大きく分類することができます。両事業に共通する化学産業の特徴を挙げると、製品の生成に大規模なプラントを要する設備産業であること、製品価格が市況によって変動する原材料の影響を受けること、製造過程で排出される科学物質は環境に影響を与えるものが多く法的にも自主的にも環境対策が求められることが挙げられます。ここでは以下について解説します。
(1)収益認識に関する論点: IFRS適用後も仮単価による売上は可能か、など。
(2)有形固定資産に関する論点: 適格資産を購入するための特別借入がない場合でも、資産化する必要がある借入費用など。
(3)引当金に関する論点: 修繕引当金は認められるか、など。