食品、飲料業界の市場規模はわずかに増加していますが、その伸び率は低下しています。特に食品業界では、人口の減少が想定 され、その影響により市場が縮小することが想定されています。また、飲料業界では、消費者の健康志向により、ミネラルウォータ ーや野菜系の飲料の分野は成長していますが、その影響により炭酸飲料の分野は需要が減少しています。
市場の拡大が期待できない中、メーカー各社による大きな再編の時代が到来した食品、飲料業界では、各社の生き残りをかけた動き が加速することが予想されます。
日用品業界の市場規模は横ばいとなっており、国内市場は成長が望めない状態となっています。既存製品の需要が横ばいとなっ ている状況において、メーカー各社は消費者のニーズに対して、どのように応えることができるかが課題となっています。
停滞している国内の需要と多様化する消費者のニーズの中で、メーカー各社は『どのようなヒット商品を生み出すか』といった、他 社と差別化できる施策を打ち出せるかが今後の成長の鍵となります。
さらに、消費者の多様化や消費者が求める「安心、安全」、「高品質低価格」といった厳しい要求に対し、適切に対応できる企 業だけが高い成長を実現することができます。
小売・流通業界の市場規模は全体的に若干増加していますが、業態によりその傾向は異なっています。百貨店業界では、景気の 悪化に伴う消費者の購買意欲の低下や大型アウトレット・ショッピングセンターの登場による競争の激化といった厳しい環境に置か れています。スーパー業界では、市場規模が若干増加していますが、総販売価格は減少する傾向となっています。市場規模を牽引し ているのは大手の流通グループの業績によるものであり、地方を中心とした他のスーパー各社は厳しい状況です。コンビニ業界では 、市場規模が着実に伸びています。しかし、こうした効果は一時的であり、実際は国内の既存の店舗の売上高の減少を、新規に出店 した店舗の売上高で補っているのが現状です。
人口の減少により、需要の大幅な増加が期待できない状況において、M&Aによる業界再編や従来の成長戦略からの転換が求め られており、適切に対応できる企業だけが高い成長を実現することができます。
プライスウォーターハウスクーパース株式会社は、消費財業界、また、小売・流通業界の激しい競争に勝ち抜くため、クライア ントに対して、市場への柔軟な対応と収益の向上を実現するために必要なサービスを提供しています。