日々の具体的な業務内容について教えてください。
主に移転価格に関する業務を担当しています。具体的には、海外と日本でグローバル展開をしている会社の移転価格ポリシーについて、移転価格に関するOECD(経済協力開発機構)ガイドラインや、各国間で異なる移転価格税制を分析した上で、各国の税務当局に受け入れられるような移転価格ポリシーの構築のサポートをしています。
まずはクライアントから十分にヒアリングを行い、問題点を整理・理解します。その上で、個々に抱える問題に対して適切な対応をしていくために、パートナーと一緒にそれぞれの案件別にプロジェクトの方針を決め、案件毎にスタッフを割り当て、数名のチームでプロジェクトを遂行しています。
なぜ税理士法人プライスウォーターハウスクーパースを選びましたか?
働きたいと思っていた仕事内容でちょうど求人募集があったためです。私の場合は、人材紹介会社を経由して当法人に出会うことができました。外資系企業をメインに担当していますし、スタッフには英語が堪能な方が沢山いますので、仕事に関して全く支障はありません。
海外の税制と日本の税制の違いで戸惑いはありませんでしたか?
移転価格に関しては、OECDが設けた移転価格に関するガイドラインがあり、各国の移転価格税制も程度の差はあれ、ある程度このガイドラインに準拠しているため、他の税制のように国によって大きく違うということはなく、そのため大きな問題はありません。ただ、海外では非常にPwCの認知度が高いですが、日本国内では海外に比べるとまだまだ認知度が低いように感じます。日本と海外の人々の税務に対する認識の差によるものなのかもしれませんね。
日本で働いてみてどう感じましたか?
最初はカルチャーショックを感じました。もう日本に来て12年ですので、日本の文化に対して95%は大丈夫ですが、残りの5%はまだ慣れていない部分もあります(笑)。ただ、移転価格部のスタッフは非常に英語が堪能な人が多く、考え方も革新的、いわゆる日本人っぽくない人が多いように感じます。最近では国際化が進み、一般的にも日本人はシャイだというイメージが最近変わり始めていると思います。
移転価格部の雰囲気はどうですか?
とても良い環境だと思います。年齢層も国籍もさまざまで、非常に興味深い職場だと感じています。英語や中国語が話せて国際経済や会計に興味がある方には、たくさん活躍の機会があるのではないでしょうか。マネージャー以上になりますと年に数回海外出張の機会があります。行先は、米国かアジア周辺が多いですね。
移転価格部の研修はどのように行われるのですか?
世界各国のPwCネットワークでの基本的な考え方や、ルールを学ぶ研修があります。年に一度は合同研修という形で2~3日間、シドニーやワシントンDC、上海などさまざまな場所で研修があります。東京での研修もあり、アジア圏内のことに特化して学ぶ機会も用意されています。また、長期のトレーニングとしては、数カ月~3年くらいの期間で海外の事務所に勤務する場合もあります。
これから税理士法人プライスウォーターハウスクーパースに入ろうと考えている皆さんへメッセージをお願いします。
ここでは国際的な環境で働くことができ、さまざまな経験を積むチャンスもあります。グローバルなフィールドで活躍したいと高い志を持つ方には、業務を通じてその経験を活かすチャンスもどんどん広がっていくでしょう。移転価格自体これから成長を遂げる分野だと思います。やる気のある皆さんと一緒に働くのを楽しみにしています。