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October 2007
投資家の信用を「失うは易く、回復するは難い」。企業の不祥事の影響を受けて、監督当局、証券発行者、投資家、公開企業の監査人は、信頼を取り戻す努力の中で各々重要な役割を担って来た。我々は国際的な6大監査法人のリーダーとして、監査の品質と職業倫理に則ったサービスを最高の水準に引き上げることに全身全霊を傾けることで我々の責任を果たさんとしてきた。そして、この公約実現のための具体的施策として研修と監査技術に対して巨額の新規投資を行ってきた。我々監査プロフェッション(監査専門家集団)は世界いずこでも従来の概ね自己規制による状況から、他者により規制される状況へと基本的な変化を経験して来た。 2006年11月パリで開催されたグローバル公共政策シンポジウムで公表された6大監査法人グローバルCEOからの標記メッセージのエクゼクテイブサマリーの抄訳を紹介する。
May 2007
銀行界における最も大きな課題の1つは、バーゼルⅡのシステム、業務手続、手法開発にかけたコスト(一部銀行の場合には巨額の投資)をビジネス面でいかに回収するかということである。バーゼルⅡの要求するところにより、リスク格付けおよび価格設定モデル、担保管理、リスク・モニタリング及び報告、データ管理及び資本管理のためのモデルの開発が大幅に進展した。このような新しいモデルを効果的に利用することにより、信用リスク管理利用によるビジネス面の利益実現の新しい一歩を踏み出すことが可能となるかもしれない。こうしたことは、わが国銀行界においてもいえることである。そこで、PwC UK銀行監督規制チーム、チャールズ・ビーチが作成した文書を訳出する。
February 2007
現在、銀行はバーゼルⅡ実施後における業務運営方式に目を向け始めている。具体的にはバーゼルⅡ上の資本管理プロセスを、企業の価値戦略、ビジネス・プロセス、業績測定、利害関係者との関係、そして広範な規制対応といかに調和させていくかという検討が行われている。
これには各銀行固有の文化や組織による相違はあるものの、銀行がバーゼルⅡ上のリスク・資本管理を梃子に、コンプライアントで究極的には企業価値向上を目指すようなビジネス・モデルの構築を目指すという点では、多くの重要課題は全ての銀行に共通したものとなるであろう。
この問題に関するプライスウォータハウスクーパース フランスのマリア-イザベル・ファデュルとベノア・キャサリンが執筆した小論文の要旨を紹介する。
January 2007
バーゼルⅡ(ならびにその欧州版である「所要資本指令<CAD>」)の実施期日が近づくにつれ、「第二の柱」、特に「自己資本充実度に関する内部評価プロセス(ICAAP)に対する注目度が高まってきている。
英国金融サービス機構(FSA)にとりこれが「UKFSAがICAAPに何を期待するか」については次第に明らかになりつつある。これは、わが国においても、「第二の柱」への対処法を検討するうえで大いに参考になるとみられることから、PwC UK銀行監督規制チーム、パトリック・フェル ディレクターが作成した文書を訳出する。
プライスウォーターハウスクーパースでは、アジアの金融機関がマーケット・レポーティングへの要求の高まりにどのように対処しており、利害関係者の期待は満たされているかという点について、調査報告書を英国エコノミスト誌・インデリジェンス・ユニット(EIU)の協力の下に取りまとめた。
果たして、報告基準に関する国際的なベスト・プラクティスは採用されているのか。また、国際的な競合市場と同レベルの発展段階に到達するまでにどのくらい時間がかかるのか。
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